Sewn shoe maker

2020/08/12 21:53


春ごろよりご注文いただいておりましたSewn shoe-maker × Oboist 通称「Oboist MODEL」の納品をさせていただいております。

こちらの商品は一足ずつハンドメイドで製作しております・
なので、受注よりお時間いただいている形になります。
ご注文時に説明させていただいているとはいえ、ご理解いただきありがたく思っております。
このモデルに関しては、基本のデザインこそありますが、様々なカスタマイズが可能となっております。
基本デザインは、「素体」と考えていただき、そこにご自身のエッセンスを加えてください。
オーダーメイドシューズに慣れた方も、初めての方でもご満足いただけるように鋭意製作しております。

さて、ここからは何足か、ご注文いただいたものをご覧いただきたいと思います。

こちらは革を「ダークブラウン」変えてのオーダーとなります。
基本の革でも十分エイジングを楽しんでいただけるものを選択しておりますが、ご自身のファッションスタイルやシチュエーションに応じて、お選びください。
革は靴にとって「顔」のようなもの。
これが変わるだけで大きく表情を変えてくれます。




一転して、こちらは「底」を変えたものになります。
靴底は歩行大きな影響を与えます。
基本バージョンの「クレープソール」は柔らかく歩きやすいです。
しかし、ご自身の使用する場面・状況によっては、変更も視野に入れていただくと楽しみが増えます。

こちらのオーダーでは、「コマンドソール」に変更をしました。
「コマンドソール」は悪路での使用に長けたソール。
排水しやすいパターンで滑りにくく、このように見た目も武骨になります。


納品時にご試着いただいた場面です。
上品な靴の顔つきとコマンドソールの武骨さが妙味を生み出しています。
スラックスに合わせていただいておりますが、非常に男らしくかっこいいのではないのでしょうか。


こちらは、製法を変更しております。
マッケイ製法をグッドイヤーウェルテッド製法に変えることで、より堅牢に仕上がります。
その分若干重くなったり、そこに厚みが出てしまいますがより長いお付き合いが可能となります。
ソールも「VIBRAM2055」に変更し実用性を高めております。


着用画像です。
細身のズボンと合わせていただき、ドレッシーな雰囲気が出ています。


こちらはフルカスタムされた例です。
通常モデルのストラップはエラスティック(ゴム)を内蔵しており、ギボシを外すことなく履けるようになっているスリッポン仕様です。
しかし、このお客様は敢えてエラスティックを入れずその分靴の内側を見た目にすっきりさせております。
また、ソールを「レザーソール」に変更し、「全カラス仕様」のフォーマルな雰囲気に。

このお客様は、「木型調整」「仮合わせ」のオプションも追加されました。
画像の左が、調整をした木型で、右が仮合わせ用の靴になります。
既製品とは言え、足へのフィット感を調整する「木型調整」や完成前に事前に確認する「仮合わせ」をおこなうことでフィット感は格段に向上します。


納品時の様子です。
こだわりが詰まった逸品に大変ご満足いただけたようです。

Oboistモデルのカスタマイズには「ご来店のお客様のみ」と条件を付けさせていただいております。
コミュニケーションをとり、ご満足いただけるカスタマイズをするためとなっておりますのでご了承ください。

通常モデルにつきましては、メールでのご注文でも対応いたします。
またレディースについては、サイズサンプルのレンタルも行っております。
気軽にお問い合わせください。