Sewn shoe maker

2020/10/12 20:05


9月11日~10月11日の間、浅草の名店RENDOのオーダー会を開催させていただきました。
ご来場いただいた方々、ご協力いただいた方々、誠にありがとうございました。



さて、オーダー会は終了しましたが、この度のイベントで発表させていただいた当店とRENDOとのコラボレーションシューズにつきましては、引き続き両店で受注可能とさせていただきます。

通常のRENDOとは違った、より手仕事による職人技が光る逸品となっておりますので是非、ご覧ください。
この記事では、ハンドソーンを拵えたそのコラボレーションシューズ3種類を紹介させていただきます。

まずはこちらのブーツ。
デザインが秀逸で、カジュアルシューズでありながら美しい曲線を描いた切り替えが特徴です。
こちらは靴底の前面をノルベジェーゼ製法で製作し、土踏まずは木釘を打って底付けするという特殊な製法を用いています。


これにより、土踏まず周辺のボリュームを押さえ、前面にチェーンステッチをあしらいながらも綺麗でグラマラスな見た目となります。
珍しい製法となりますので、是非一度ご覧ください。


続いては、ノルベジェーゼ製法で仕上げたホールカットです。
こちらは、靴の周囲を360度手縫いのチェーンステッチで覆っております。
ホールカットの美しい縫い目のないアッパーとの対比が特徴です。

また、チェーンステッチの糸は黒に染色し、派手さを押さえています。
これにより、ジャケットスタイルなどに合わせても「靴だけが浮いてしまう」ことも少なくなるのではないでしょうか。



こちらのsampleでは、アルパインカーフを使用しました。
表情のある革を使用することで、RENDOの木型の美しさ・ホールカットの特徴を活かした形にしております。

もちろん、お好きな革での注文が可能ですので、通常のスムースレザーやスエードなど、お好みの物をお選びください。



最後は、ノルウェイジャン製法のロングウイングチップです。
大迫力のステッチ、アメリカ由来のロングウイングチップと相まって、豪快な表情を見せてくれます。
とはいえ、もともとがドレッシーな木型なので、荒々しさの中に大人の節度も残っております。

トラディショナルなファッションだけでなく、ジーンズなどに合わせていただいてもかっこいいと思います。


このコラボレーションモデルについては、オーダー会終了後でもご注文いただけます。
Sewn shoe-makerまたは、RENDOにてご注文を承ります。
アッパーの革の変更はもちろんのこと、3モデルの間での製法交換は可能です。

例えば、
・切り替えブーツの製法を360度のノルベジェーゼ製法にする
・ホールカットをスエードにし、ラバーソールのノルウェイジャン製法にする

などが可能です。

また、これらのモデルには純正のシューツリーが付属します。
お問い合わせは、当店のお問い合わせフォーラムまたは、来店時によろしくお願いいたします。