Sewn shoe maker

2021/06/05 23:47

ジャンク品として扱われていたALDENをバラバラに分解し、再度組み直す特別な修理を行いました。
バラバラにする様子については、こちらの動画をご覧ください。
なかなか珍しい画が撮れているのではないでしょうか。


さて、様々な工程を経て完成したカスタムALDENはこちら。
もともとがジャンク品であったのが分からないくらいかっこいい姿になっています。
カスタムにより、従来品のALDENでは目にしないような見た目です。
なお、紐は蝋引きの丸紐を使用し、先端にも金ゼルを付けています。


一番の特徴は、この極厚のソール。
ポストマンシューズなどに見られるフラットソールですが、こちらはフラットなラバーを貼るのではなく、厚みのある革を重ねて重ね合わせ、さらに最後にラバーソールを貼っています。


ラバーはビブラム社製。
凹凸もはっきりしており、悪路でも歩けるようになっています。
ごつい見た目に拍車をかけ「大迫力の雰囲気」を文字通り底上げしてくれています。


納品時、ジーンズに合わせたところです。
カジュアルな革靴として、休日に最適でしょう。
迫力のあるソールも合わせてみると意外と、違和感を覚えません。



こちらのALDENのフルリペアはエキシビションとなりますので、実際に行うことはできませんのでご了承ください。
なお、オールソール時にソールを変更したり、ウェルトを取り外して縫いなおす「リウェルト」を行ったりすることは可能です。
リペア&カスタムのご相談についてはお気軽にしていただければと思います。